top of page

OUGI Leathers
(オウギ・レザース/大分→大阪)

革細工をしたことがある人なら、OUGI Leathersの製品を見て「うわぁ」と声を上げるかもしれない。アトリエで針と糸を手に、時間を忘れたように自分のイメージを思い描く通りのカタチに手作りしていく後藤優太氏。縁起がよいとされる扇をブランド名にしたのは、「末広がりに、末永く」使ってほしいという願いを込めてである。

「いいモノを持っていることを誇りにして、堂々と使ってほしいです」

「色や表情に、一枚として同じものがないところが革の魅力」と語るOUGI Leathersの後藤氏。天然の風合いが残る革を選んで、手縫いによるステッチが印象的な革製品をつくっている。
その製品には、大分県の工房で一点一点仕上げる後藤氏の素朴な人柄を映し出したような温かみが感じられる。
多くを語らない職人気質な後藤氏だが、聞けば聞くほど、細部への気配りは抜かりない。

BMJ_tools02-min.JPG
BMJ_mr.Goto01-min.JPG

革製品が壊れるのは、ほとんどの場合、革そのものではなく、縫い目からだ。OUGIでは、永く使ってもらえるように、革という元来丈夫な素材を、さらにタフな製品へと仕立てるために、蜜蝋をなじませた糸で縫い合わせる。手触りを左右するコバ(革の切断面)を丁寧に磨き上げる。補強部もデザインと一体になるよう試行錯誤を重ねる。

出来上がった製品には、流れ作業ではなく、ひとりの手で心血を注いで作り出された革製品だけが持つことのできる風格が漂うのだ。まだ若いブランドであるOUGIの今後に、大いにご期待願いたい。

BMJ_cutting03-min.JPG
OUGI: サービス

現在ここに表示する 商品はありません。

bottom of page