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Decibell
(デシベル/東京)

自転車のある生活と自然に寄り添い、金属中心の車体にレザーのあたたかみを添える製品が、デシベルの持ち味。
都市を颯爽と走る愛車を、より自由に。もっとオリジナルに。さらに愛せるやつに。
1956年創業の老舗革工房が自信と誇りを持って、2013年にデビューさせた自転車用品のレザーブランド「デシベル」は、レザーへの情熱と自転車への愛情を、その製品に注ぎ込む。

「小さな工房だからこそ、少数の人たちが『うわ、こんなのほしかったんだよね』と言ってくれるモノをつくりたい」

内田氏の大伯父が革問屋として創業したサトウ商店は、二代目が継いだ頃より、革小物製作にシフトしていった。元々、墨田区は伝統工芸や染物や皮革など、ものづくりの町としての歴史があったため、自然な流れと言えるかもしれない。
内田氏はスポーツ用品販売店での営業や商品企画からキャリアをスタートさせ、伯父の会社に参画してから、古参の職人の手ほどきを受けつつ、この道の「修業」を経て、三代目として事業を継承するに至った。
「ちょうどその頃から、小さなプライベート・ブランドでも、人におもしろがってもらえるような雰囲気が日本に育ってきた」
と、わくわくしながら構想を練った。

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そして、革財布をはじめとした革小物製作で培った技術を、自身の自転車エンスージアスト(熱狂的愛好家)としての志向とかけ合せ、自社ブランド「デシベル」をはじめた。
自由につくれる製品だからこそ、素材は日本国内から選び抜き、継承したハンドメイドの誇りを掲げて、ものづくりに向き合う。
デシベルとは、革の大きさの単位である”Decimeter”(業界では「デシ」と言う)と、自転車を象徴する”Bell”を接合させた造語だ。

自転車ライフをより楽しくする、ヒップなレザー・アイテムからは、内田氏自身が、仕事という範疇と超えて、心から楽しみながら手がけていることが伝わってくる。自転車って、カッコよくて、奥が深いんだ。こんなふうにレザーを組み合わせたら、ほら、どうだい、と目を輝かせながら語りかけてくるようである。

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decibell: サービス
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