かわいいのに、大したヤツ
モキナイフは「刃物の町」岐阜県関市のナイフメイカー。
1907年創業という長い歴史を持ち、道具としての本質と、飽きのこないデザインを大切に1本1本製造している。
かわいらしい見た目とサイズの「クープ」も、ナイフとしての性能は本格的である。
ブレードはステンレス製で、サビに強く、砥ぎやすい鋼材AUS-8。
ちゃんとしたナイフには多く採用されてきた実績の高いステンレスである。
ハンドル素材のグリロンは、軽量で、水や熱に強く、衝撃にも耐性があるためヘルメットや防具にも使われる樹脂だ。コンパクトナイフの柄としては申し分ない。
サムスタッド(突起)がついていて、ポケットから取り出してから片手でも刃を開くことができる。
キャンプはもちろん、釣りにおける糸や魚のカッティング、ガーデニングでの植物の手入れにもちょうどよい手軽さだ。
ハンドルエンドに穴があり、ヒモやリングを通せば持ち運びもしやすい。
日本製でアンダー5000円。買いデス。
モキナイフ Coupe(クープ)
刃:ステンレススティール(AUS-8)
※AUS-8は日本の愛知製鋼が供給する刃物専用の鋼材で、日本と関係が深いアメリカや台湾をはじめ、世界中のナイフメイカーに数多く採用されている。
サビに強く、砥ぎやすいため、EDCナイフ鋼材として長い歴史を持ち、初心者には最適と言えるベーシックグレードの刃である。
ひとによってはミドルグレードに入れて評価することもある。ハンドル:樹脂(グリロン)