"モーターサイクルグローブのスタンダードモデル"
 
香川県は国産手袋の九割を生産する手袋の名産地だ。
その手袋メイカー「香三堂」は、モーターサイクル用にフィットの良さを追求した手袋を、30以上という豊富なサイズ展開でつくっている。
サイズオーダーのかたちで、ご注文を受けてから一双一双製作するため、お届けまでに時間を要するが、その唯一無二と言っていいクオリティにより長年支持を受けてきたブランドである。
 
モーターサイクルの運転にグローブは必需品であるが、なんでもよいわけではない。
いや、なんでもよいという人もいるが、モーターサイクルを愛する人の多くは、ヘルメットやブーツやスーツ、そしてグローブまで自分に最適なものを求めてやまない。
 
手袋の素材も数多ある中で、レザーはその強さ、手になじんでいく質感、グリップの滑りにくさ、クラシックなスタイルなどにより、防雨性や軽量性といった瑕瑾（かきん＝欠点のこと）を越えて好まれる。
グローブは消耗品でもあるため、香三堂にはリピーターも多いという。
 
手首まであるロングモデルのBSNは、裏地のない３シーズン用である。
手袋の中ではパーツが少なく握りやすいガンカットタイプで、手を入れたときに縫い目が指に当たらず、快適な操作性が得られる外縫いを採用している。
 
手のひらには、耐久性と万が一の転倒に備えて、保護パッチを装備。
 
レザーはブラックの牛革で、芯まで染めていないため切り口のベージュが２トーンを演出する。

スマホやタブレットのタッチスクリーンに対応する特殊加工を施された「タップレザー」を起用している。
手袋をしたまま文字を入力するのはむずかしいものの、地図アプリを開くくらいはできるはずだ。
 
ショートモデルBSSと併せて、香三堂のスタンダードモデルである。
 
※はじめのうち革のケバが手や衣服に付着しますが、そのうち落ち着くので使いつづけてください。
※お届けまでは香三堂の仕事の込み具合により、2～4週間を想定ください。
※サイズ計測に不安がある方は、スナワチに遠慮なくお問合せください。
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